いつだって世界は想定外
いつも有り難うございます。嶋立歩美です。
寒いですね。私は今のところインフルエンザにはかかっていませんが、皆さん大丈夫でしょうか?
風邪は大丈夫なのですが、今日は寒さと乾燥ぎみな空気が相まって、
ちょっとしんどいな~という感じになってしまいました。
で、ちょっと座り込んでいると、5才の娘が私の顔をじっと覗きこんで
「ママ、大丈夫?しんどいの?
今パパを呼んでくるからね」
と。
なんと……娘に気遣われてしまいました。
娘はとっても不思議なところがあり、
しんどそうな人とか泣いている子を見ると、
立ち止まってその人のことをじーーーっと見ます。
何をする訳でもないのですが
「何か」しているようにも見えます。
それにしても、普段は全くこちらの思い通りにならない娘が(笑)
いきなり思った以上のことをしてくれるので
驚きです。
こんなに小さくても、
尊い力を持っているんだな、と知らされます。
人は、えてして
「あらゆることをコントロールしたい」
という思いに傾きがちです。
教育もしかり、
医療や健康、家族、将来設計など
さまざまです。
生物学者の池田清彦先生は、
今の社会のことを「好コントロール装置」と言っていました。
何でもコントロールしたがるということです。
ですが、この世界に実際は、コントロール出来るものなんて無いですよね。
例えば、人の心なんて最たるものです。
「夫操作術」とか「心理術」とかありますが、
それで人の心の奥ふかくまで変えることは絶対に出来ません。
それが本当に出来るなら、
世の中は今ごろとっくに世界平和を実現しているはずです。
健康も将来のことも、
子供の将来も、
絶対にコントロール出来ないのです。
私たちが出来るのは
「受け入れること」と
「能動的に波に乗ること」
です。
そういう対応力や柔軟性、器といったものを
日頃から養っておく方が
「どうやってコントロールしようか」
ということに労力を割くよりもずっと意味があると思います。
起こらないことは、起こりません。
でも、いつだって世界は想定外です。
足を固めてしまわない、居着かない。
受け入れながら、進んでいく。
水のような柔らかさが、
この世界を楽しく進んでいく一番の強さになるんです。
(嶋立歩美)
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