トラウマとは戦わない、克服もしない
いつも有り難うございます。嶋立歩美です。
海外ドラマ「ザ・フォロイング」ファイナルシーズンを観終えました。
面白かった…
「ザ・フォロイング」はとてもカリスマ的な存在ジョー・キャロルを崇拝するフォロワーが狂信的な殺人集団になり事件を巻き起こしていくというもので、彼を追い詰めていくのが刑事であるライアン・ハーディ。
ジョー・キャロルとライアン・ハーディーの因縁の戦いが繰り広げられます。
中々センセーショナルな内容。
深い。全員闇が深い。
色んな生い立ちから、闇に引っ張られていく弱さを持ち合わせた人たちが、
ちょっとしたきっかけから転落していくさまは、何故か異様にリアルでドキドキします。
(こんなこと、リアルにあったら嫌ですが)
誰でも、ふとした瞬間に闇を見つめてしまう時があります。
闇って、不思議な魔力があるんですよね。
トラウマや心の弱さは、きっと誰もが抱えてしまうものなのでしょうが、
そのトラウマに巻き込まれてしまう人も多いのではないかと思います。
それで最近は「トラウマを克服するためのHow to」も沢山出ているわけですね。
私も、かつてはここと戦っていました。
これがあるから、私のアレやらコレやらは上手くいかないんだと。
でも、ある時ふと気がつきました。
私は「戦っている」。
でも、一体何と戦っているのだろう、と。
戦うということは、そのトラウマと同じ波長になるということです。
気にすればするほど、トラウマはより強くなる。
分析力だけ強くなっていく。
これは、終わりのない戦いなのではないかと。
正義と悪は、同じです。
(このあたりもフォロイングを全部観てもらえればわかるかも)
悪を倒そうと、悪を意識すればするほど、心は悪と同化していきます。
だから、大事なのは、
「そこから全く違う次元に行くこと」
なのだと思います。
トラウマとは戦わず、そっとタンスの奥に置いておく感じです。
そこは置いておいて、
心からリラックスできること、
心から笑えること、
心から感動できること、
魂が喜びを感じるような何かを自分から進んでクリエイトしていくことに意識を向けることが大事なのではないかと思います。
誰かと爆笑しているとき、トラウマのことはすっかり忘れているはずです。
その、「忘れている」という空白の時間が、何故か不思議とトラウマを小さく溶かしていってくれるようです。
戦う、負けるのループから抜けて
自分だけが分かっている楽しさを探ってみてください。
(嶋立歩美)
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