助けてくださいと素直に言える強さ
いつも有難うございます。嶋立歩美です。
人生が「生きづらい」かどうかは、何が決めているのでしょうか。
少なくとも、私には「生きづらい」と感じていた時期がありました。
私にとって辛かったのは、こんな漠然とした感情でした。
「周りは、私の敵だ」
「周りは、私のことなんて絶対に分かってくれない」
誰かに面と向かって「お前は敵だ」と言われたこともないのに、
なぜかそう思っていました。
そして、常に心の中でファイティングポーズをとり、
戦闘態勢でい続けることに息切れしていました。
でも、生きていく中でとても大切な感覚とは、
たとえ少人数でもいいから
「思ったことを素直に伝えられる人」
「思ったことが通じる人」
「心から信じられる人」
がそばにいる、という安心感なのではないかと思います。
「こう思うんだよね」と投げかけた時に、否定せず「それもいいね」と言ってくれる人。
そういう人が一人でも二人でもいると、
それだけで「生きづらさ」「息苦しさ」はなくなって
豊かな人生になっていくのではないかと思うのです。
私は、ある時ふと、こう気付きました。
「私は、私一人では何もできない」と。
周りの人がいてくれるから、助けてくれるから、今の自分は成り立つんですね。
当たり前のことのようで、中々気付かないものです。
私も、小さいころから培ってきた優等生気質からか、
「何でも一人でできるもん」
と意地を張ることが多かったような気がします。
でも、様々な岐路や失敗に直面した時に、
しみじみと自分の無力さを感じて、
そして周りの人の存在が心から「有り難い」と思うようになりました。
周囲に何でもしてあげることが優しさなのだと思い込んでいましたが、
もしかしたら逆だったのかも知れません。
自分の無力さを認め、素直に「助けて~」と言える。
心を開く。
すると、相手も優しく助けてくれます。
そして相手からヘルプを受け取ったら、今度はこちらの番。
そんな関係が、いいのではないかと。
人に頼むのが超苦手な私に、ある時師匠であり業謝師でもある横田和典先生がこうおっしゃいました。
「人に頼めば、それだけ人に感謝できることが増えるんだよ」
ああ、そうか。そうですね。
私は何を恐れていたんだろう。
人に、頭を下げるということを、何となく拒絶していたのではないだろうか。
まだまだ小さなプライドが、自分に檻を作っていたのだと気づきました。
すみません、助けてください。
有難うございます、助かりました。
魔法の言葉ですね。
「自力で何とかしないといけない!」は、自分にブレーキをかけてしまいます。
「ごめん、ヘルプミ~」は、自分を解放してくれます。
スタートは、自分の無力さを認めることですよ。
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(嶋立歩美)
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