未来の医療を想像すると
先日、用事があって電機屋さんへ行きました。会計を済ませ、店内をブラブラ。
電機屋さんは好きです。
日本の技術者と、対話してる気持ちになるんです。「おっ、そんなことも出来るようになったの。」と、企業努力の素晴らしさに一人膝を打つことも。変ですかね。
先日も、姉が要らなくなった最新型の洗濯機を譲ってくれました(洗い上がりが満足いかないから買いなおすのだとか……)。
今の家電は、本当に賢いですね。洗濯物によって洗い方を変えたり、汚れが軽かったらすすぎ時間を短くしたり。
CMでも見ましたが、AIの技術で人の血圧や心拍数などを即座に計測して、「ちょっと休んでください」とかアドバイスしてくれる。そんなシステムがあるのだとか。
そんなすごいものがあるなら、医療にどんどん取り入れると良いですね。
私は薬剤師の資格もありますので、薬局に務めている時期もありました。
薬剤師の仕事は、9割が調剤に時間が割かれてしまいます。ですから現場はどちらかというと職人か体育会系の雰囲気で、インテリ感は皆無です(笑)。
私は、いつも「こんな業務なら機械に任せた方がいいのに」と思っていました。
人間がわざわざやる必要がない。
間違えることもないし、正確だし、文句も言わない。
処方から調剤まで、全部機械でいけるはず。
むしろ、機械にすることで、お薬も例えば1000分の1単位で量の調節が可能なはずです。
患者さんの血圧や心拍数をAIがデータ解析し、薬剤師が患者さんとゆっくり問診をして(機械化すれば、薬剤師さんは患者さんに向き合う時間をゆったり取れるはず)、
トータルで薬の量と種類を判断する。
よく、「お薬を減らしたいのだけれど、どうすれば良いか分からない」という声を聞くのですが、
このシステムなら「ミリグラム単位でちょっとずつ減らしていって、様子を見る」というような、きめ細かい調整も出来るはずです。
大量の種類の薬を出すことで安心する医者、患者さんもいるかも知れませんが、「その投薬に意味があるのかどうか」も、データ解析すれば明らかになるはずです。
AIの技術が進んでいけば、医療の在り方もガラッと変わっていくはずです。
しかも、多くの人が、心安らかな気持ちになれるような、在り方へ。
これからも、企業努力にとっても期待しています。
ドラえもんみたいな未来を、早く見てみたいな。
(嶋立歩美)
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