理想の自分はどこにいる?
このブログを見てくださっている方は、
もしかしたらとても向上心が強くて、
勉強をたくさんしたり、努力をたくさんしたりされてきている方も多いのではないかと思います。
そして、今日ふと私も気付いたことがあります。
「私は、何か劣っている。だから、私はもっと違った人間になりたい」
「今のままではアカン。本当の自分は、もっと価値のある人間のはずだ」
そうやって、変化を促して、
変わっていこう、向上していこうという傾向が、今のスピリチュアルや自己啓発の世界にはあります。
ですが、ですがですね。
これは、逆なんですね。
そこに気付きました。
違った人間に、私たちはすでになっているんです。
それは、「◯◯は~~であるべき」という、型にハマった自分です。
母親なら母親らしく、
会社員なら会社員らしく、
長女なら長女らしく、
何らかの、「~~あるべき」な姿にはまっていませんか?
「自分は何か今とは違う人間にならないといけない」という漠然とした不安にいつもかきたてられる感覚を味わっているかもしれませんが、
すでに、本来の自分からはちょっとズレた、「違う人間」になっている。
その、ズレに気付くことの方が大事なのではないかと思います。
自分の、本当の本来の、ニュートラルな考え方、感覚、心は何か?
素直な心は内側に封印していて、
その場の何となくの雰囲気に流されたり。
周りによく思われたいと思って取り繕ったり。
それが、本来の自分を「違う人間」へと変貌させていきます。
今と違う人間は、マボロシです。思い描いた理想の自分は、どこにもいません。
自分の内面の奥底に、本当の自分が眠っているだけです。
自由に表現したり、
色んなものをクリエイトしたいと叫んでいる自分がいるんですね。
「あ、私、違う人間になってたな~」
そう気付くことが、スタートラインです。
(嶋立歩美)
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