金メダルを目指すのではなく、一つになっていく道へ
いつも有り難うございます。嶋立歩美です。
やっていますねー。オリンピック。
私は、いつも見るのは開会式だけです。
各国の選手の衣装(ユニフォーム)を見たいんです。
日本はオシャレになりましたね。
今年は、スイスがかっこよかったです。
今年のオリンピックは政治色も強くて、
「政治とオリンピックは切り離さないといけない」と言いますが、
無理ですよね。ぜったいに。
なぜなら、スポーツ競技も、政治も、
対立構造である
という点では変わりないからです。
手段や状況が変わっても、
対立構造があれば、人間の意識に何の変革ももたらしません。
これは、スピリチュアルの世界でも同じです。
スピリチュアルには、スピリチュアルの「成功セオリー」みたいなのが、何故かあります。
何かが見えはじめる。
何か感じて手がビリビリしはじめる。
今度は、お告げ的な声が聞こえ始めたら、一つランク昇格でしょうか。
スピリチュアルの世界では、何となく「全知全能感」を得ることがスピリチュアル界の頂点、金メダルであるように見えます。
皆、そこに憧れます。
現実世界に疲弊して、スピの世界に入ったとたん、また再びこのピラミッド構造に組み込まれる。
凄いことをやっているようでも、対立構造の枠組みの範囲を超えることはありません。
釈迦は、そもそも「全知全能」な方ではありませんでした。
一対一の対話の中で、その人に気付きをもたらした人です。
話しているうちに、
「あれっ、私は何に拘っていたんだろう。
私の人生の主人公は、私自身だったのね」
と気付く。
それが、釈迦の在り方でした。
キリストも、そうです。
人の清濁を、決して分けませんでした。
特に「濁」の人を愛し受け入れ、救っていた。
対立構造ではなく、
「ひとつ」に還っていく。
勝ち組でも、負け組でもない。
「スピ」ではなく、
「道」に入りましょう。
清も濁もない。
上も、下もない。
陰も陽も全てはもともと一つのもの。
調和し、向上していくというのが宇宙の有り様であり、
「道」の世界です。
隣の人と仲良くなるというような、
とてもシンプルな世界です。
戦わない方が、楽でしょう。
なんか、ほっとしますね。
そちらへ、そちらへと歩いていってください。
(嶋立歩美)
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